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December 05, 2004

ピアノオフの練習会2

昨夜の暴風雨から一転してあまりにも晴れ渡った空。 「悲しいほどお天気」は言わずと知れた松任谷由美のアルバムの題であるが、そんな言葉が何度も口を衝いて出た一日であった。
今日は代々木の「スタジオプリヴェ」にて12月11日のピアノオフの為の練習会があった。 初めて入る「スタジオプリヴェ」は古い住宅街の中にある、こじんまりとして、とても趣味の良いスタジオである。
自分は既に正規枠でシューベルトの「アダージョとロンド・コンチェルタンテ」、更に映画音楽プロジェクトで千住明のピアノ協奏曲「宿命」をエントリーしている訳であるが、今日練習したのは「揺籃のうた」草川信作曲、岩川智子編曲 で、先の2曲とはまた別のエントリーになる。
この楽譜、元々は今日伴奏して貰ったピアニストが、先日亡くなった友人にピアノオフで唄って貰おうと心積もりしていたものである。 それをフルートで代奏する。 今日のピアニストと自分とは、共に故人と演奏する機会が多かった事から、これを以って追悼の演奏にしましょうと言う話になったのである。
 「揺籃のうた」と言えば、草川信の作曲は広く知られていると思うが、岩川智子の編曲に付いては、まず、知られてはいないのではないだろうか。 技巧を尽くしたピアノ伴奏部が本当に見事だ。 華麗で、繊細で、切なく、まずこれ以上は考えられないくらいの美しい仕上がりになっている。 ピアニストに人を得れば、素晴らしい演奏効果が上がる佳品と思う。 言っても栓の無い話ではあるが、亡き友人の唄で聴いてみたかった。 ピアノオフ当日は、故人の為に心を込めて吹かせて頂く。

「スタジオプリヴェ」での練習を終えた後、ぶらぶらと新宿駅西口までお散歩。 本当に気持ちの好い気候だ。 パウエル・フルート・ジャパンに入ってみる。 村松楽器などに比べれば流石にこじんまりとした店内であるが、その分落ち着いて雰囲気も好い。 併設されている客席数100の小ホールがまた良い出来で、機会があれば是非使ってみたいと思わせられた。
折角来たのだからと、10K、14K、19.5Kの3本を試奏をさせて貰う。 この中では、余分な力を掛けず気持ち良く吹ける10Kには特に好印象を持った。 頭部管としてはボストン、フィルハーモニーの2種類が用意されていて、店の人の話しでは、響きを重視したフィルハーモニーは村松に似ているとの事である。 ところが、吹き比べてみてボストンの方が好かったのはどうした訳だろう。 息が素直に音になっていく印象で、吹いていてこちらの方が楽しいのだ。 村松には無い魅力を感じたと言う事なのかもしれない。 その後、現在は販売していないと言う旧タイプの頭部管も試させて貰ったけれど、実はこれが一番良かったかもしれない。とまれ楽器の試奏は難しい。

あんまりお天気が良いので、このまま帰るには勿体無くなってしまった。 半蔵門に出て、また散歩。 靖国神社->北の丸公園->国会議事堂 と歩く。 この周辺の黄葉を見ておきたかったのだ。 未だ陽が出ていたので、調子に乗ってそのまま皇居を一周する。 好い一日だった。

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