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December 02, 2004

慌てるとロクな事は無い

とあるオフの帰り間際に起きた悲劇の顛末。
その日、自分はフルートを持参していて、その場に来て居たピアニスト諸兄姉を相手にアンサンブルを楽しんでいた。 やがて時が過ぎて、借りていた部屋を出なければならなくなった段になって一斉に撤収作業が始まった。 自分以外のオフ参加者全員がピアニストと言う状況は、自分にとってそれ程珍しい事ではないのだが、この日、他のメンバーがあっと言う間に部屋を後にするのを見て流石に慌ててしまった。 何しろピアニストは持ってきた楽譜を鞄に放り込めばそれで良いのだから、帰り支度は非常に素早いのである。 それに対してフルーティストたるこちとらはと言えば、楽譜は勿論の事、何よりも大事な楽器を片付けねばならないのだ。 「あ~ん、待ってぇ~」などと心細い声を上げる間もあらばこそ、みんなどんどん出て行ってしまう。 であるからして、普段ならばフルートのお掃除棒にガーゼを丁寧に巻くのを、この時ばかりは乱暴に、巻くと言うよりは先端に引っ掛けてフルートにずぼっと突っ込んだとしても、誰にも責められないではないか。(駄目ですかぁ?)
で、この乱暴に巻きつけたガーゼ、なんとまぁフルートの胴部管に引っ掛かってしまったんである。 無理に抜こうとしたら、すこっと棒だけ抜けてガーゼは中に残ったまんま。 ホント、一瞬パニックに陥りましたね。 ともかく時間が無いので、その場はガーゼ入りのフルートをケースに収めて家に帰る事に。
さて、家で落ち着いてガーゼを取り出す作業に取り掛かった訳だが、このガーゼ、トーンホールに引っ掛かって仕舞って、棒で突付いたくらいではビクともしない。 いろいろと案じた末に、足部管側から耳掻きを突っ込み、ガーゼを引っ掻き出す一方で、もう一本の耳掻きをリングキーの穴から突っ込み、ガーゼを押し出すと言う両面作戦によって、なんとか取り出す事に成功した。 リングキーにしておいたお陰で助かったと言うべきか。 さもなければ、恥を忍んで楽器屋さんに持ち込むしか無かったろうな~。 それにしても、これまでにフルートの掃除を何百回やったかしれないけれど、こんな羽目に陥ったのは始めてである。 慌てるとロクな事は無いと言うお話しでした。

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